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8/12福島県楢葉町訪問記 粗町〜海岸
JUGEMテーマ:日記・一般

8月10日に警戒区域から避難指定解除準備区域に移行した福島県楢葉(ならは)町へ仕事関係の下見で訪れた。
常磐道広野ICから数分、6号線へ。
先日まで立入が厳しく制限されていた検問所もきれいになくなり、むしろこのまま入っても良いのかと不安になりつつ町内へ。
正確な数値でないので数値の記載はしないが、車内のガイガー計は危険には程遠い数値。
念のため私と家族の身を守るのは専用と言うか防塵用マスク(以前はこれが配付されてた)だけを着用、安全とは言われているが一人で来るべきだったと後悔をはじめる。

先ずは目に入った看板…
多分、笑ってしまうと思うがこれ真剣に注意!!



人が消え去った地域にはいろいろな見慣れた動物がいる。
私も今まで、野良犬猫は当然ながら野良牛、野良馬、野良豚などを間近で見ている。
山から下りて来たとかでなく、元々家畜である。
本当はいけないのだろうが、繋いだまま避難では忍びなく外したり自力で逃げ出したものだ。
よって、人に対して警戒心は薄くエサを求めて寄って来る。
車を見れば悪意もなく寄って来るので、そのまま撥ねてしまう事もある。
動きが機敏でないのに道の真ん中や横腹に突っ込んでくるので注意が必要。
みなガリガリで可愛そうであるが、消化不良で苦しめ死に至らす事もあるので、犬猫以外は何もやってはダメとの事。
余談であるが、野生の熊を見た時は焦った…

話は戻り、目に入った道の駅ならはに寄ってみるも、当然営業している訳もなく各作業関係のバスやトラックが駐車しており、日曜だからか満車状態。
スクリーニング会場駐車場との標記に、そう言えばJヴィレッジの傍であるのを思い出す。

私が脇道に逸れた後を数台の車が付いて来たので、何かしら言われるかと思いきや他県ナンバー。
群馬ナンバーを見て後ろが…またその後ろがと付いて来た模様で、Uターンして信号待ちしていると全てまた付いて来ていた。
興味本位で来てみたのだろう、けど地理感がないので他県ナンバーを探しては付いて行くのだろう。
けど、私だって楢葉町(正確には富岡町に向う途中)は震災後に通過しただけで地理感なんてない、カーナビだけが頼りだから同じ。

数分走ると過疎化された街並みが見えてくる。
元々ただの田舎町なので賑やかな雰囲気は元々ないのだが、独特の不思議な雰囲気を感じる。
独特と言うのは、例えが難しいのだが、人だけが消え去った街。
漫画や映画等で見た事ないだろうか?
ある日突然人だけが消え去ってしまう街。
さっきまでの生活感があるのに誰もいない。
そんな感じとしか言えない。
人間には五感があり第六感であるシックスセンスは特別な人にだけある感じであるが、そんな大袈裟なものでなく、誰かの視線を感じる程度の何かが違う、人のいる気配が感じられないと言う不思議な光景と感覚なのである。
その中を、タイペックを着た人達が乗るバスを見ると被災地であるのを実感させられる。

目的地として設定したコンビニ。
板が頑丈に打ちつけてある。


こちらのコンビニは今にでも営業再開できそう。


意外と、慌てて去ったと言う訳でなく、いつの日になるかも分からない再開の日を祈ってきれいに片付けて去ったのが分かる。
放置車両は持ち出しもできないまま1年半近くであるが、見た目は放置車両に見えない。
多分、ほとんどの車はバッテリーが上がっているだろうけど、そのまま人が乗って走り出しても不思議でない状況である。

津波被害の状況を確認しようと海を目指す事に。
意外にも道路は枝道もきれいに整備されている。
が、カーナビの踏切注意の案内に「?」と思ったら踏切だった。




見事に草で覆われている。
思えば電車が通っているわけではない。

6号線から5分もかからず津波痕に。
所々瓦礫が集められているので作業されていると思っていたが、破壊された家などはそのままだった。
久しぶりに見る破壊住居だった、ここまで手が回るわけもなかったのだろう。







この消防団の人達は無事でいてくれているだろうか?


海岸沿いでガイガー計の数値は壊れているのかと思うほど数値は正常を示している。
ホットスポットを探してみたが、窪地も草村も全く異常なかった。
本当に2日前まで立入禁止区域であったとは思えないが、思える状況では解除される訳もなく矛盾した意見でしかない私も滑稽だ(笑
ただ、見通しの良い場所であるので、山林とかも同じと思うと大間違いであるので注意を。

沼津ナンバーの高級車に乗った夫婦に話しかけられた。
観光気分で初の被災地らしい。
私も観光客だと思ったらしいが、業者ですと言うだけで深い話はしなかった。
言った所で、甚平にサンダル、両腕に装飾品を付けた裏の人間と間違わされそうな格好の私が言えば間違われるだけでもある。
観光では不謹慎かなと苦笑いで言われていたが、消費も復興の一部なので金を使ってくださいと言う程度で、滅多に見られない光景であるのは確かなので、帰ってみんなに言ってもらわないと忘れ去られるので…と言う位だった。

堤防は5M位の高さ、津波でか元々か劣化か分からないけれど、大きくズレてる。
きっと、津波前は良い散歩コースだったと思う。


それを津波が一瞬で…
これはどこの被災地でも思う言葉。
一体何度思った事だろう。

今度は街の中心部へ向う。
私達が堤防を見ている時、妻は巨大化した虫に襲われていた。
別に妻に直接ではないが、車に体当たりしてくるのである。
たかが虫と思われそうだが、これが結構怖い!!!

その話は次回、続きで。

author:Muck!, category:東日本大震災関連, 18:42
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